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マレーシアのアファモサ・リゾートマラッカ(Jalan Kemus Simpang Empat)で行われた東南アジア最大規模のダンスミュージックフェスティバル「Recharge Revelation 5 Global Gathering (RR5GG)」が10月27日に開催され、観客数28,000人を動員した。主催はPervert Designs社(マレーシア)。
近隣諸国からの参加者を多く見込む同フェスは、マレーシア以外にシンガポール、インドネシアとタイの企業やメディアに協賛として参画した。シンガポールからの協賛は以下のとおり=ライフスタイルマガジン「I・S」、エンターテイメント・フリーペーパー「JUICE」、世界的有名クラブのシンガポール・フランチャイズ「MINISTRY OF SOUND」、イベントプロモーター「Kinemat PLAY Management」。
2002年から開催され、今年で5回目を迎えたマレーシアの「Recharge Revelation」はヨーロッパのダンスミュージックフェスティバル「Global Gathering」を今年初めて迎え、コラボレーションフェスティバルとして生まれ変わった。
「Recharge Revelation」は、これまでエレクトロニクスシーンの海外アーティストと現地アーティストを引き合わせ、音楽以外にアート、ファッション、デザイン、マルチメディアや映画業界の新鋭アーティストの作品をショーケースするマルチ空間を提供してきた。EMIミュージックイギリス傘下のレコードレーベル Angel Music Groupが主催する「Global Gathering」は2006年にRadio 1とのメディアパートナー契約を終結して以来、ヨーロッパ最大の動員数を誇る7万人を集客。今回のマレーシア開催は2006年にマイアミとラスベガスでの開催を含め海外4都市目となる。
マレーシアの観光キャンペーンの一環として行われた同フェスは、オランダ大使館と提携を結び、マレーシア・オランダ外交50年を祝うプロモーションも展開。ゲストDJにオランダアーティストを招聘(しょうへい)したり、会場内に特設されたオランダ・パビリオン・コーナーでオランダの新鋭アーティスト「Razk」やデザインユニット「Freakin Sitnie」の作品を展示するなど、オランダの音楽やアートも多角的にプロモートした。
会場は、トランス、ヒップホップ、エレクトロニカ、ロック、ディスコなど音楽のジャンルごとに6つのアリーナに分けられ、14時から深夜まで12時間以上にわたって行われた。そのほか各種イベントもあり、オープンエアースケートパーク、ローラーディスコ、スパ、カフェ、バンジージャンプ、さらに各種ショッピングビレッジも登場。
出演アーティストは、トランスDJ「ヨハン・ギーレン」(オランダ)、日本でも人気のダンスユニット「Layo & Bushwacka」(イギリス)、ブレイクス・シーンをけん引する「PLUMP DJs」(イギリス)、20年活動しているブラックミュージックDJユニット「JUNGLE BROTHERS」(アメリカ)、日本でアルバムをリリースしたミクスチャーロック・バンド「POP SHUVIT」(マレーシア)、マルチタレント女性アーティスト「BEAT!」(シンガポール)、インドネシアでベストダンス賞を2006年に受賞したミックス・ユニット「AGRIKULTURE」(インドネシア)など。
東南アジア地区での地域広告を担当したのはキネマット社。担当者は同フェスについて、「当日は晴天だったが、前日の大雨でグラウンドは池のように水が溜まり、決して良いコンディションとは言えなかったが、それでもアジアや世界中から25,000人ものクラバーが集まってくれたことに感謝している。マレーシア政府やオランダ大使館との提携活動や東南アジアのあらゆる媒体とのプロモーションなど、初の試みばかりだったがフェスティバルのパートナーと協同で取り組めたことが成功に結びついた」と感想を話した。
Recharge Revelation 5 Global Gathering公式サイト
インドネシアのAGRIKULTUREってこれかな???