美人女優と耳と口の不自由なモノ売りとの美談がタイで大きな話題となっている。
ドラマやバラエティー番組で活躍中の人気女優チャカチャンさん(25)が、身体障害者の男性、デンさん(29)を助けて、路上でバナナの葉で作ったバッタの飾りを売っている様子がインターネットの掲示板に掲載され、それに対して、賞賛のコメントが数多く寄せられている。
デンさんは耳が聞こえず、言葉を話すことができない上、足も不自由。しかも、母親は重度の糖尿病で今では目が見えなくなってしまった。デンさんはその逆境にくじけることなく、朝から晩まで路上でモノ売りをして、生計を立て、その少ない収入の中から、母親の治療費を捻出していた。
チャカチャンさんとの出会いは、彼女がある飲料メーカーの仕事で、都内の路上で難病の子供を助けるための寄付集めをしている時だった。その日、なかなか通行人の関心をひくことができず、寄付がほとんど集まらなかったが、その時、デンさんがびっこをひきながらやってきて、寄付した。
自らも寄付を受けてしかるべき立場にいながら、他人を思いやることを忘れないその姿にいたく感動したチャカチャンさんは、仕事の合間にしばしばデンさんの仕事を助けることになる。
その後、シーロム通りCPタワー前、サイアムスクエア、ワット・フアランポンでデンさんを助けて、モノ売り。チャカチャンさん自らバッタの飾りを手にして、大声で通行人に呼びかけている写真もネット上には流れており、賞賛のコメントが次々と寄せられている。チャナチャンさんによれば、すでに2か月ほど、時間のある時にデンさんの仕事を手伝っているという。
デンさんはCPタワー前で仕事をしていることが多いが、この美談が新聞報道されたことから、デンさんをひと目見ようと市民が集まっているという。バッタの飾りは1個20バーツで販売しているが、おつりを受け取らない人も多いとのことだ。
掲示板にはチャカチャンさんのことを「売名行為」と批判するコメントも寄せられているが、当人は、「その気ならとっくにマスコミに売り込んでいる」と憤慨。時間ができたら、デンさんの母親の見舞いにも行きたい、という。
チャカチャンさんは「自殺未遂の経験があるが、力強く生きているデンさんを目の当たりにして、自分も生きていく力を分けてもらった」と話している。
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